首都圏版、住みここち1位「駅」4年連続「自治体」6年連続

街の住みここちランキング2024<首都圏版>

大東建託は2024年5月15日、いい部屋ネット「街の住みここちランキング2024」首都圏版を発表した。住みここち(駅)は4年連続で「みなとみらい」、住みここち(自治体)は6年連続で「東京都中央区」がトップとなった。

ランキングは、いい部屋ネットが2019年より毎年実施している大規模居住満足度調査。「街の住みここちランキング2024」首都圏版は、首都圏(東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県)居住の20歳以上の男女を対象に、2020年~2024年(一部の回答のみ2019年を追加)の計26万2,874名の回答を集計。現在居住している街についての評価を「大変満足100点、満足75点、どちらでもない50点、不満25点、大変不満0点」として集計し、自治体・駅の2つの観点から平均値をもとにランキング化している。

住みここち(駅)1位は「神奈川県:みなとみらい(みなとみらい線)」。唯一偏差値90台と極めて高い評価を得て、4年連続のトップに選ばれた。2位「東京都:松原(東急世田谷線)」、3位「東京都:築地・新富町A(東京メトロ日比谷線)」は、いずれも2年連続で同順位に。前年4位「東京都:表参道(東京メトロ銀座線)」は今回5位、前年5位「神奈川県:元町・中華街(みなとみらい線)」は7位となった。

トップ10内で前年よりランクアップしたのは、4位「神奈川県:片瀬江ノ島(小田急江ノ島線)」。累計回答数が少なくランキング集計対象外だった前年から大きくランクアップした。また、6位「神奈川県:センター北(ブルーライン)」は前年11位から、9位「東京都:茗荷谷(東京メトロ丸ノ内線)」は前年21位からトップ10入りしている。

住みここち(自治体)は、1位「東京都中央区」、2位「東京都文京区」、3位「東京都港区」、4位「東京都武蔵野市」。1・2位は6年連続で順位をキープ。東京都中央区は唯一偏差値70台の高い評価を得ている。順位が入れ替わったものの、3位・4位も同じ顔ぶれとなった。トップ10内では、9位「神奈川県横浜市西区」が前年12位から順位を上げてランクインしている。

ランキング結果を因子別順位とあわせてみると、住みここち(駅)では、「賑わい」因子評価の高い駅が上位にランクインしている傾向にある。住みここち(自治体)では、「賑わい」「交通利便性」「行政サービス」「親しみやすさ」因子評価の高い街が上位となっており、実際に街で暮らす際の利便性や愛着要因も影響していることがわかる。

各ランキングの詳細は、いい部屋ネットのランキング特設ページに掲載。今後、「住み続けたい街」「街の幸福度」などさまざまなカテゴリ別のランキング発表も控えている。

◆街の住みここちランキング2024<首都圏版>
【住みここち(駅)ランキングTOP10】
1位「神奈川県:みなとみらい(みなとみらい線)」
2位「東京都:松原(東急世田谷線)」
3位「東京都:築地・新富町A(東京メトロ日比谷線)」
4位「神奈川県:片瀬江ノ島(小田急江ノ島線)」
5位「東京都:表参道(東京メトロ銀座線)」
6位「神奈川県:センター北(ブルーライン)」
7位「神奈川県:元町・中華街(みなとみらい線)」
8位「東京都:六本木一丁目(東京メトロ南北線)」
9位「東京都:茗荷谷(東京メトロ丸の内線)」
10位「東京都:白金台(東京メトロ南北線)」

【住みここち(自治体)ランキングTOP10】
1位「東京都中央区」
2位「東京都文京区」
3位「東京都港区」
4位「東京都武蔵野市」
5位「千葉県浦安市」
6位「東京都目黒区」
7位「神奈川県横浜市都筑区」
8位「東京都渋谷区」
9位「神奈川県横浜市西区」
10位「埼玉県さいたま市浦和区」

畑山望

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