現地撮「優しい」「爽やか」イケメン度アップ中村敬斗「大好きなんだ」伊東純也に「駆け寄って」「脱いで」「着せて」行動が「かわいい」と話題も、その深い事情

マルセイユ戦後、うれしそうにピッチを駆ける中村敬斗。その先には? 撮影/渡辺航滋(Sony α‐1)

5月15日、延期になっていたリーグ・アン32節のマルセイユ戦で、7試合ぶりに勝利したスタッド・ランス。
相手のオウンゴールを誘発する絶妙なクロスを供給して、チーム唯一の得点を演出した伊東純也(31)と、チームの後輩である、サッカー日本代表に名を連ねる中村敬斗(23)の2人が、試合とは別のところでも話題になっている。

「前半35分に、伊東が高速クロスで先制点を奪った5分後に、シュートの名手として知られる中村もペナルティエリア左から右足をコンパクトに振り抜いたのですが、ボールはポストを直撃。惜しくも追加点にはなりませんでした。
その後も中村には、決定的なチャンスが何度か訪れたのですが、75分に交代。ベンチで試合を見守っていました」(カメラマン渡辺航滋)
試合は、そのまま1-0でS・ランスが勝利。フル出場して7試合ぶりの勝利に貢献した伊東純也が、疲労からピッチにうずくまる。そのとき、事件は起こった。

中村が駆け寄った先には、チームの勝利に貢献し、マン・オブ・ザ・マッチに選ばれた伊東純也の姿があった。撮影/渡辺航滋(Sony α‐1)

ベンチから飛び出した中村「そっと伊東の肩に」

「ピッチに座り込む伊東を見た中村が、ベンチから飛び出したんです。
試合後とは思えないほど軽快な走りで伊東に駆け寄ると、座る伊東に目線を合わせるかのように両ひざをついて、爽やかな笑顔で話しかけていました。
実は、伊東は数日前から風邪をひいていたのですが、それでもピッチに立つことを選択し、勝利に多大な貢献したことを称えていたのでしょう。
そして、伊東を立ち上がらせると、着ていたベンチコートを脱いで、そっと伊東の肩にかけてあげたんです。雨の中の試合だったので、伊東の体が冷えて、病状が悪化してしまうことを心配したのでしょう。中村の優しさが伝わってきましたね」(前同)
すると、現地を訪れていたフランスや日本の女性ファンを中心に、この一連の行動が大きな話題に。

ベンチコートを脱いで、伊東純也に渡す中村敬斗。その行動には男の友情だけではない、深い事情が。撮影/渡辺航滋(Sony α‐1)

中村の温もりが残る「ベンチコートに包まれて」

「自分だって疲れているのに、先輩思いで優しい」
「日本人の“ワビサビ”の神髄を見た思いです」
「純也クンのこと、本当に大好きなんだね」
「試合後に、あんなに爽やかにピッチを走れるなんてステキ」
「大好きな飼い主に駆け寄るワンちゃんみたいでキュート」
どこか勘違いな発言や、ちょっと失礼なコメントまで含めて、さまざまな「称賛の声」が飛び出したのだ。
その後、サポーターたちに手を振りながら、仲良くスタントを一周した2人。中村の温もりが残るベンチコートを着た伊東は、観客席のサポーターに求められ、満面の笑顔でサインに応じていた。
この試合で、現地メディアが選ぶマン・オブ・ザ・マッチに選ばれた伊東。8月3日には、スタッド・ランスの一員として2人は来日し、昨年のJ1王者ヴィッセル神戸と対戦することが決まっている。フランスを席巻する仲良しイケメンのピッチでの雄姿を、今夏はナマで拝むことができそうだ。

© 株式会社双葉社