命の重み 肌で 中高生ふれあい体験 看護週間 北上

ふれあい看護体験で赤ちゃんを抱っこする生徒

 県南地方の中高生を対象とした「ふれあい看護体験」は14、16の両日、北上市九年橋の北上済生会病院で開かれた。生徒たちは生まれたばかりの赤ちゃんや患者との触れ合いを通じて、命の重みを肌で感じた。

 「看護週間」(12~18日)に合わせ、看護師の業務内容とやりがいに理解を深めてもらおうと、毎年実施している。今年は2日間で、北上、奥州、花巻の3市の中高生31人が参加した。

 16日は15人が参加。講義を受けた後、実習では患者の手足を洗う手浴、足浴のほか、車椅子に乗せたり、押したりするなど、さまざまな看護業務に挑戦した。

 小児・産婦人科では、看護師の指導を受けながら生後間もない赤ちゃんの抱っこを体験。生徒たちは緊張しながらも「温かい」「すごくかわいい」と優しいまなざしを向けていた。

© 岩手日日新聞社