パレスチナ支持を表明していないテイラー・スウィフトらにSNSでアンフォロー運動

テイラー・スウィフト(ロイター)

ガザ地区で続くイスラエルとイスラム組織ハマスとの戦争を巡り、パレスチナ支持を表明していない著名人やインフルエンサーたちのソーシャルメディアを一斉にアンフォローするSNSユーザーたちの運動が広まり、米歌手テイラー・スウィフトや米セレブタレントのキム・カーダシアンらも標的になっている。

米ニュースサイト「TMZ」によると、この運動のきっかけは、今月6日にニューヨークで開催された米ファッション界最大の祭典「メットガラ」の後、あるTikTokユーザーが、「苦しむ人たちを助けるために自分たちのリソースを使わない全てのセレブやインフルエンサー、社交界の人たちを遮断する〝デジタルギロチン〟の時が来た」とのメッセージを投稿したことだった。

その投稿は250万視聴され、すぐに反響を呼んだ。ガザ地区でパレスチナの民間人犠牲者が3万5000人に迫る中、TMZは、ハリウッドのトップスターたちはパレスチナ側の声を十分に反映していないという不満からこの運動が拡散していると伝えた。

これまでの報道によると、この運動はTikTok全体に広がり、インスタグラムやX(旧ツイッター)でも少しずつ浸透しているという。実際、パレスチナ支持を表明していないセレブたちの中でも、キムとテイラーが最も多くのフォロワーを失い、それぞれ十数万人だという。

TikTokだけでもテイラーは3300万人、キムは960万人のフォロワーを持つため、10万人程度のフォロワー減はノーダメージかもしれないが、TMZは「長く続けば、大きな影響を与える可能性がある」と指摘。実際、多くのセレブたちのTikTokやインスタ、X(旧ツイッター)などでフォロワー減が続いている。

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