4月の対外貿易実績は予想通り―中国商務部

中国商務部の何亜東報道官は16日の定例記者会見で、「中国の4月の輸出入は前年同月比8%増となり、3月を大幅に上回った。全体として、4月の対外貿易実績は予想通りだった」と発表しました。

中国商務部の何亜東報道官は16日の定例記者会見で、「中国の4月の輸出入は前年同月比8%増となり、3月を大幅に上回った。全体として、4月の対外貿易実績は予想通りだった」と発表しました。

規模別に見ると、輸出入額は過去同期で最高となりました。4月の輸出入額は3兆6400万元(約78兆340億円)で、3月より800億元(約1兆7150億円)増加しました。伸び率は輸出入が前年同期比8%増、輸出が同5.1%増、輸入が同12.2%増でした。

市場を見ると、伝統・新興市場は共に増加傾向を示しています。在庫消化、需要回復などの要因にけん引され、4月の伝統市場への輸出入は減少から増加に転じ、うち対EUは3.3%増、対米国は6.2%増となりました。同時に、新興市場向け輸出入も高い成長率を維持し続け、ASEAN向けは14.4%増、「一帯一路」共同建設国向けは9%増加し、いずれも全体を上回りました。

業種別では、機械・電気製品が増加の主力となりました。機械・電気製品の輸出入の伸び率は10.4%に達し、輸出入全体の伸び率を5.1%押し上げました。電子情報製品の輸出は回復し、産業チェーン上流の集積回路の輸入が20.4%増加しました。

何報道官は「現在、世界貿易は全体的に2023年第4四半期以降、緩やかな回復傾向を続けており、これが対外貿易企業に対する自信をある程度安定させている」とした上で、「商務部の最近の調査研究によると、重点対外貿易企業の新規契約が4カ月連続で好転し、広州交易会の出展企業の80%以上は手持ち受注額が横ばいか増加している」と述べました。(提供/CRI)

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