テラチャージのEV充電器、マンションの機械式駐車場に初めて導入

アトラス麻布十番外観完成予想CG

モバイルアプリから利用できる電気自動車(EV)向けの充電サービス「テラチャージ」を展開するTerra Chargeは、旭化成不動産レジデンスが開発する東京都港区の新築分譲マンション「アトラス麻布十番」の機械式駐車場に3kWのEV充電器2口、平置き駐車場に3kWのEV充電器1口を導入することを発表した。

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機械式駐車場にTerra ChargeのEV充電器の導入が決定したのは今回が初である。これにより、入居者は機械式駐車場の車室にEVを入庫したまま充電することが可能となり、集合住宅におけるEV充電インフラのさらなる拡充に貢献することが期待される。

背景には、自宅でのEV充電のニーズが高まっていることがある。2050年のカーボンニュートラル実現に向けて、EV普及とEV充電インフラの拡充が急加速している。経済産業省はEV充電器の設置目標を2030年までに30万口とするなど、充電環境の整備が全国で求められている。

東京都には機械式駐車場が14万7987基設置されており、これは全国の都道府県の中で最多である。しかし、車室内のスペース確保が難しいため、EV充電器の設置が進んでいない。今回のTerra Chargeの機械式駐車場への設備導入により、EV充電器の拡充がより進むと期待されている。

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