仏ルーアンでシナゴーグに放火、犯人を射殺 負傷者なし

[パリ 17日 ロイター] - フランス北部ルーアンで17日午前、武装した男がシナゴーグ(ユダヤ教会堂)に放火し、警察に射殺された。

ダルマナン内相と地元当局者が明らかにした。

男の身元と動機は分かっていない。地元当局によると、シナゴーグから煙が上がっていると通報を受け警察が駆け付けたところ、男はシナゴーグから出てきて、警官に鉄の棒を投げつけ、ナイフで脅したため射殺した。

火事は収まった。家具が損傷したがけが人は出ていないという。

フランスは2カ月後に夏季五輪の開催を控えており、警戒態勢が最高レベルに引き上げられている。

ルーアンでは2016年に教会の司祭がナイフで殺害される事件が発生。過激派組織「イスラム国」(IS)が犯行声明を出した。

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