女流義太夫の演奏会開催 小中学生は午前の部無料招待 横須賀市

江戸前期の大坂で生まれた浄瑠璃の一種「義太夫節」。明治時代では寄席のあった横須賀でも人気を博していた歴史を踏まえ、その魅力を市民に知ってもらうための演奏会「第二回横須賀女流義太夫演奏会〜娘義太夫と乙女文楽〜」が6月30日(日)、本町のヨコスカ・ベイサイド・ポケットで開かれる。女流義太夫の太夫で人間国宝の竹本駒之助の弟子・鶴澤津賀花さんの主催。

11時開演の午前の部は、ファミリー向け公演として市内の小中学生先着200人を無料招待(全席自由・保護者は3000円)する。

鶴澤さんは三味線弾きとして活動する傍ら、市内の小学校で義太夫節の語りや三味線体験など、日本の伝統芸能に親しんでもらう出前授業に取り組んでいる。

3時開演の午後の部では、生き別れた親子の情愛を描く「傾城阿波の鳴門」順礼歌の段など3本を上演する(全席指定)。午前の部のチケット申し込みは鶴澤さん宛にメール【メール】tsugahana0822@gmail.com、午後の部は劇場電話予約センター【電話】046・823・9999

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