ぽっこり下腹も不調も解消! 美容整体トレーナー、Naoko先生が教える「下腹ぽっこり解消メソッド」とは?

By Naoko

気温が上がり、服装が軽くなるこの時期は、ダイエットやボディメイクへの気合いが入るシーズンでもありますね。スッキリした体を目指して、肩こり・腰痛などの不調や下腹のぽっこりを解消したい…! 美容整体トレーナー・整体師のNaokoさんによると、股関節を整えれば全身のボディラインが整い、下腹ぽっこりや体のゆがみから来る不調も軽くなるのだとか。『たったこれだけ! 下腹ぽっこり解消ダイエット』(宝島社)から、1セット1分でできる、股関節をほぐすストレッチもご紹介します。

参考書籍/『寝たままペタ腹! 股関節ほぐし』(宝島社)

そもそも、なぜ股関節が重要なのか?

『たったこれだけ! 下腹ぽっこり解消ダイエット』(宝島社)

20代の頃は、今よりも10kg以上、体重がオーバーしていたというNaoko先生。下腹が出ていただけでなく、筋力不足で肩こりや腰痛に悩まされ、やがて原因不明の「股関節の痛み」が出たと言います。

「病院で原因不明と診断された股関節の痛みを通して、“自分で体を鍛え、自分の力で改善することの大切さ”を実感しました。その後、ボディメンテナンスを多方面から学んだ私が最終的にたどり着いたのが『股関節を整えること』です。

脚のつけ根にある股関節は、脚の骨と骨盤、つまり上半身と下半身をつなぐ要の関節であり、体の土台のようなもの。体を動かすうえで、重要な役割を担っています。本来、可動域も広く、立つ、座る、歩く、走るなどあらゆる日常動作に関わっているのが股関節です。

ところが現代人である私たちは、それをしっかり使いこなせていません。例えばデスクワークで座っている時間が長ければ、股関節が使われず、かたくなって可動域が狭まります。すると、股関節まわりの筋肉の活動量も減り、衰えます。特に股関節とつながっているインナーマッスルが衰えると、骨盤を正しい位置に固定できなくなり、骨盤のゆがみにつながります。骨盤がゆがめば、骨盤の上にある背骨が支えきれなくなり、猫背になります。猫背になると呼吸が浅くなり、お腹まわりの筋肉が使われなくなるため、おのずと下腹ぽっこり体形に…という具合に、股関節のかたさや、可動域の狭さが体形のくずれや全身の不調につながっていくのです」

※股関節がしっかり使えているかどうかは、「股関節、ちゃんと使えてる? チェック&寝たままできる『基本の股関節ほぐし』3選」の記事からもチェックできます!

使い過ぎている筋肉と、使わな過ぎる筋肉が、全身のアンバランスを招いている

『たったこれだけ! 下腹ぽっこり解消ダイエット』(宝島社)

股関節がしっかり使えていないと、全身の筋肉が、使い過ぎの「働きもの筋」と使わな過ぎる「おサボり筋」の両極端に分かれてしまうそう。それは、股関節が使えていないことで招いた筋肉の衰えを、別の筋肉が補うために過剰に働いてしまうせいだとか。

「『使い過ぎの働きもの筋』は、肩の筋肉、背中の上部の筋肉、背中を支える筋肉や前ももの筋肉が挙げられます。一方『使わな過ぎるおサボり筋』は、お腹の筋肉や、お尻、裏もも、内ももの筋肉などです。

本来機能すべき筋肉が適切に働いていないと、筋肉のつき方がアンバランスになります。その結果、猫背になったり、お尻が垂れたりとボディラインがくずれていきます。このアンバランスを解消するには、股関節を整えることが先決です。きちんと股関節が動いていれば、自然と筋力のバランスがとれ、理想の体形に近づいていきますよ」

それでは、股関節をほぐすストレッチをひとつご紹介します。

1分でできる!「股関節ほぐし」

呼吸と一緒に行うのがコツ!「股関節ほぐし」

左右各30秒行います

『たったこれだけ! 下腹ぽっこり解消ダイエット』(宝島社)

(1)いすに座り、右脚を左ひざ上あたりに乗せる。右手は右ひざを、左手は右脚を押さえる。
(2)息を吐きながら、太ももに胸を近づけるように上体を倒す。その姿勢のまま、呼吸を止めずに30秒キープ。反対の脚も同様に行う。

『たったこれだけ! 下腹ぽっこり解消ダイエット』(宝島社)

●POINT
・いすには、落ちない程度に浅めに座ります。上体を倒すときは、倒し過ぎず背中がまっすぐになるようにしましょう。
・左右差があるなら、苦手なほうの回数を増やしてみてください。

いかがでしたか。自分が思っている倍以上遅いスピードで、急がずゆっくり、気持ちのよさを感じながら呼吸を止めずに行っていきましょう! 次回は、イスに座ったままできる、姿勢改善エクササイズをご紹介します。

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