丸く大きく、糖度高く 大洲で「エコラブトマト」出荷最盛期

ハウス内で実ったトマトを収穫する武田隆宏さん=17日午前、大洲市東大洲

 愛媛県・大洲盆地特有の寒暖差が生み出す甘みとうまみが特長のブランドトマト「エコラブトマト」が、JA愛媛たいき(大洲市)で出荷の最盛期を迎えている。出荷は6月末にかけてピークとなる。

 同JA管内では、化学合成農薬や化学肥料を約3割減らして育てた大玉のエコラブトマトを、28人が6.2ヘクタールでハウス栽培している。実は丸く大きくしっかりした肉質で、甘みと酸味のバランスが良い。

 同JAによると、今年は2~3月に気温が低く生育がやや遅れた。生産者は保温資材も使い管理し、適度な大きさで糖度の高い出来に仕上がった。県内や京阪神に12月まで出荷し、出荷量は例年並みの635トンを目指す。

JA愛媛たいきが出荷するエコラブトマト=17日午前、大洲市東大洲

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