ヘンリー王子とメーガン妃が「非公式王室ツアー」の継続を発表 チャールズ国王は断固阻止の構え

チャールズ国王(ロイター)

ヘンリー王子とメーガン妃はナイジェリア訪問を終えて15日に帰国後、多くの批判を浴びたにもかかわらず今後も「非公式ロイヤルツアー」を続ける方針を明かした。これに対し王室は断固阻止の構えを見せている。英紙ミラーが16日に報じた。

ヘンリー王子夫妻に近い関係者は「夫妻は年内に別のツアーを計画している。今後数週間のうちにさらに詳しい情報を共有できることを期待しています。その後、さらなるツアーのために彼らがアフリカに戻る可能性は間違いなくあります」と証言した。

今回、夫妻はアーチウェル財団のメンタルヘルスへの取り組みをPRし、昨年初めてナイジェリアが出場したインヴィクタス・ゲームズを宣伝するためにナイジェリアを訪れ、各地で大歓迎を受けた。

だが王室専門家のトム・クイン氏は、チャールズ国王とウィリアム皇太子は非公式の王室ツアーを実施したヘンリー王子夫妻に激怒しており、国民に対する夫妻のイメージが改善されることを恐れていると語った。

同氏は「チャールズ国王はひどい窮地に陥っている。メーガン妃とヘンリー王子から王室の称号を剥奪したいと考えているが、これが復讐に見えることを恐れている。その一方で、ヘンリー王子とメーガン妃の今後のイギリス連邦諸国への旅行を中止する方法を見つけようとしている。それが今では国王の最優先事項になっている」とも指摘した。

さらにバッキンガム宮殿は、夫妻がイギリス連邦内の国々を訪問する計画を巡っても警戒心を強めているという。同氏は「他の英連邦諸国がメーガン妃とハリー王子を訪問に招待する可能性を減らすために、チャールズ国王はすでに公式ルートを通じて措置を講じている」と語った。

様々な王室ルールを破って各方面から猛批判を浴びた夫妻のナイジェリア訪問だっただけに、チャールズ国王の措置は当然かもしれない。

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