美しい女装が話題になった時代劇『ノクドゥ伝〜花に降る月明り〜』で多くのファンを魅了して以降めざましい活躍を続けているチャン・ドンユンが、待望の日本初ファンミーティングを3月31日に開催した。
いきなり客席後方から登場! 大歓声を浴びる
ファンが待ちわびる中、客席後方の扉から登場し、大歓声を浴びつつステージに上がると「初めまして、チャン・ドンユンです。一緒に歌いましょう!」と日本語で呼びかけ、星野源の『SUN』を披露。
緊張したと言いながら「今日は最大限、皆さんを楽しませるために一生懸命頑張ります」と意欲を見せた。
イベントのタイトル「J—DaY」は彼のイニシャルのJDYと、JapanのJからとって彼自身が考えたそう。開始早々のトークでは、前日に東京北区の飛鳥山公園を訪れ、桜はまだほとんど咲いていなかったが、大好きな子どもや動物がいっぱいいて楽しかったという話を聞かせてくれた。
高校時代に日本語を学んでいたとのことで、MCの言葉にもすぐ反応していたのが印象的。
続いて「チャン・ドンユンドラマアワード」と題して、テーマごとに事前にファンに選んでもらったドラマの順位を発表。
「彼を好きになったきっかけのドラマ」1位は圧倒的に『ノクドゥ伝~花に降る月明り~』だった。
「心が癒やされるドラマ」1位は彼がシルム(韓国相撲)の選手役に挑戦した『砂の上にも花は咲く』。
「見ていて心が痛み、抱きしめたくなるドラマ」では、心の病と向き合い克服する青年を演じた『今日もあなたに太陽を〜精神科ナースのダイアリー〜』が1位となった。
80〜90年代が背景の『オアシス〜君がいたから〜』の名がなかなか挙がらず、3作しか選択肢がないのではと疑っていたチャン・ドンユン。ここで3位にランクインしてようやく納得した様子だった。
合間にはファンのお悩み相談も受け、客席に降りて直接悩みを聞く彼に会場は大興奮。
14歳というファンに向ける優しいまなざしに、皆がくぎ付けに。次のコーナーは会場を二つに分けて「大声出しゲーム」を行って、勝った側に彼がサインボールを投げ込むという趣向。
「昨日食堂に入ったら、店員の人にすごく大きな声でかけられた言葉」という彼のリクエストにより「いらっしゃいませ!」の掛け声勝負が始まる。
結果は引き分けで、後方席から2階席までまんべんなく投げこまれるボールを取ろうとするファンで会場が湧いた。
2曲の歌い直し!? 台本にないサービスも!
次は彼の日常を紹介する「ドンユンVlog」。
地下鉄に乗って久々に大学に授業を受けに行く様子に始まり、マッコリ作りの過程、得意だというクライミングに挑戦、国際救援組織の広報大使としてエチオピアを訪れた際の映像が映し出され、さまざまな彼の日常に触れてファンも大喜び。
イベントも後半となり、2曲目の歌としてMONGOL800の『小さな恋のうた』を歌い始めるが、一度止めて「難しいので皆さん一緒に歌ってください」と照れながらやり直す、なんともほほ笑ましい一幕も。
歌い終わると「写真で振り返るドンユン」と題して、幼児期から小中高時代に加え、大学やデビュー後すぐの写真などが公開され、愛らしい彼の姿に客席からは「かわいい!」という声が口々に上がる。
そして、彼に関する質問にファンが○×形式で答えるゲームが行われ、勝ち抜いたファンはステージに上がり、彼と2ショットチェキを撮影。
ここまででも十分盛りだくさんな内容だが、さらにまた直接2階席まで出向いてファンの質問に答える充実ぶり。
ステージに戻ったチャン・ドンユンが会場をバックに写真撮影したのに続き、ファンによるフォトタイムも設けられ、イベントも終盤。
手紙を読み上げファンへの思いを伝え、いったん退場したが、アンコールの声に応えて再登場すると、「僕が大好きだったドラマのOSTです」と言って『1リットルの涙』からレミオロメンの『3月9日』を熱唱。
まさかのこれももう一度歌い直すというおまけ付き。最後まで愛嬌たっぷりで、ファンと彼との温かな交流に和まされた素敵なファンミーティングだった。
雑誌『韓流ぴあ 7月号』(5月22日発売)にチャン・ドンユンのインタビュー掲載
(韓流ぴあ/ 小田 香)