今季限りでマンU退団のヴァラン、最終節に出場できる可能性が浮上

マンチェスター・ユナイテッドを率いるエリック・テン・ハフ監督が、元フランス代表DFラファエル・ヴァランに最終戦出場の可能性があることを明かした。16日、クラブ公式サイトが伝えている。

現在31歳のヴァランは、ランスの下部組織出身で2010年にトップチームデビューを飾った。2011年夏にレアル・マドリードに移籍し、在籍10シーズンで公式戦360試合に出場。ラ・リーガでは3度の制覇、チャンピオンズリーグ(CL)では3連覇を含む4度の優勝など、18のタイトルをもたらした。

2021年8月にマンチェスター・ユナイテッドに加入すると、負傷離脱をする期間もありながら、主力として活躍。今季はここまで公式戦30試合に出場しているものの、4月4日に行われたプレミアリーグ第31節のチェルシー戦以降は、負傷離脱を余儀なくされている。

そんなヴァランは現行契約が2024年6月30日までとなっており、契約には1年の延長条項が付随していることが明らかになっていたが、今シーズン限りでマンチェスター・ユナイテッドを退団することが今月14日に発表されている。

負傷から復帰できないままクラブを離れる可能性も浮上していたなか、19日に行われる最終節のブライトン戦にヴァランが戦列復帰できる可能性があるという。

ブライトン戦に向けてテン・ハフ監督は「現時点ではわからないけど、選手が復帰できるように努力している。昨日はリサンドロ・マルティネスが戻ってきた。他にもヴァランやヴィクトル・リンデロフといった選手たちがピッチに戻ってきた。日曜日に向けて彼らがどれだけ近づいているかは見ていかなければならない」とヴァランらの状態について言及している。

なお、マンチェスター・ユナイテッドはブライトン戦後の25日にはFAカップ決勝のマンチェスター・シティ戦を控えているが、果たしてヴァランは残り2試合に出場することができるのだろうか。

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