青森リンゴ23年40万トン割れ 猛暑で、過去3番目の少なさ

青森県の農園のリンゴ

 青森県の2023年産リンゴの収穫量が約37万4千トンとなり、統計が残る1973年以降で3番目に少なかったことが17日、同日公表された農林水産省の作物統計で分かった。40万トンを下回るのは12年ぶり。県りんご果樹課によると、昨夏の猛暑が主な要因という。

 国内のリンゴ収穫量の約6割を占める青森県産は、毎年40万トン台で推移している。23年産は前年と比べて約85%にとどまり、1991年産の約26万2千トン、2011年産の36万8千トンに次ぐ少なさだった。

 同課の担当者は「高温で品種によっては日焼けや果実の割れ、収穫前の落下が多発した」と話している。

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