キャベツが半玉なのに税込214円!白菜も半玉なのに税込214円!
野菜の高騰が続く中、札幌市内のスーパーではキャベツや白菜などの値段が今週、ピークを迎えています。
客)
「もう普段食べられなくなった感じ、高すぎて、こんなに小さいのに、こんなに高いのって。わざわざ食べなくてもいいかな」。
驚くほど価格が上がっているのはキャベツです。通常は1玉298円ほどですが半玉で200円超え。1玉で販売すると400円以上になってしまうため半玉のみで販売しています。
丸一泉商店キテネ店 田中秀敏店長)
「最近ここ何年かの間では、記憶のないくらいの値段になった。向こう(本州)も天気が悪かったり、北海道もハウス(栽培)の人が何人もいなかったから、極端に品薄状態になった」。
そんな状況の中、人気を集めているのが。
井口七海記者)
「立派な苗がたくさん売られています。朝から多くの人たちでにぎわっています」。
サッポロさとらんどで17日から始まった「さとの苗もの市」。野菜やハーブなどおよそ80種類の苗が販売されています。ほどんどの苗がここさとらんどで作られたもの。いま人気の家庭菜園で野菜を育てようとさっそく大量の苗を買い求める人が。
客)
「こんな立派な苗売っているところなかなかないからね」、「ミニトマトと、ナス、サツマイモ、長ネギ、シソ、あとズッキーニですね。野菜が高いのでちょっと買いにくいなと思っているのですが、自分で生産すればその分たくさん食べさせてあげられるので」。
会場には栽培に関する悩みを相談できるコーナーも。苗を育ててみようかなと考え始めたそこのあなた!初心者向けのポイントを聞きました。
さとらんど園芸相談員 高橋恒久さん)
「札幌地域は風が強いのでトマト、ナス、キュウリは苗を植えた後に保温資材できちっと保温してもらう。不織布をかけて風よけをしてもらう、というのが大きなポイントになる」。
また葉が黄色っぽくなってきた場合には肥料を使うことも重要です。
さとらんど園芸相談員 高橋恒久さん)
「ベランダで気軽に色々な野菜を楽しんで作れますので、そういったこともぜひやっていただければ野菜の消費も増えますし、野菜のおいしさを少しでもわかってもらえるかなという風に思います」。
野菜の高騰が続く中注目が集まる苗もの。イベントはサッポロさとらんど交流館で日曜日まで行われています。