肱川水害の避難目安となる水位見直し 6月1日運用開始

 国土交通省などは17日、肱川で水害が起きた際に避難行動の目安となる基準水位と避難情報発令基準の見直しを発表した。2018年の西日本豪雨災害後に実施した築堤工事や河道掘削などの治水対策が進み、本流に流せる水量が増えたため県や大洲、西予両市とともに見直しを行った。野村・鹿野川ダムの操作ルール変更と共に6月1日から運用を始める。

 見直しは3カ所。大洲市大洲の大洲第2観測所では、市が避難指示を発令する「氾濫危険水位」を7.1メートル(現行比1.3メートル高)、高齢者らに避難を呼びかける「避難判断水位」を5.4メートル(0.6メートル高)に引き上げる。

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