各地で転倒事故相次ぐ 県内を襲った強風 観測史上最大の瞬間風速を記録【新潟】

県内を襲った強風 各地で転倒事故相次ぐ

県内は、発達した低気圧の影響で非常に強い風が吹き、佐渡市では最大瞬間風速が30mを超えました。燕市では、高齢者2人が風にあおられ転倒しけがをしています。

17日朝、24.7mの最大瞬間風速を観測した新潟市中央区。通勤通学の時間帯、猛烈な風が容赦なく道行く人を襲います。こちらは、17日朝に撮影された写真。歩道の脇にある消火栓の標識が折れていました。

新潟市消防局によりますと、午前5時ごろ新潟市東区でバイクに乗っていた男性が風にあおられ転倒し、軽いけがをしました。また、県によりますと、16日午後2時ごろ、燕市で外を歩いていた90代の女性2人が強風にあおられ転倒し重傷です。

県内は、風の強い状態が続き各地の最大瞬間風速は佐渡市両津で32.3m、新潟市秋葉区で27.1m、胎内市中条で22.9mなど、いずれも5月の観測史上最大を記録しています。波も高くなり、佐渡汽船の直江津と小木を結ぶカーフェリーが全便欠航したほか、午前中のジェットフォイルが欠航しました。JRの在来線は通勤通学の時間帯に運休や遅れが出て1万8000人余りの乗客に影響が出ました。

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