ポート、生成AI GPT-4oを活用したセールスDX推進に向けた検証を開始

ポートは、エネルギー領域におけるユーザーと成約支援組織における対話データをGPT-4o(※)を活用し分析することで、成約率の向上、新規メンバーの早期戦力化、リスク管理体制の強化を図ることができると判断し、検証を開始した。

※GPT-4o:米国オープンAI社が発表した対話型生成AIサービス。テキストだけでなく音声や視覚情報も処理するマルチモーダルAI

概要および目的

ポートは、ウェブマーケティングとセールスの融合で、企業の経営課題を成果報酬型で解決する成約支援事業をはじめ、人材領域やエネルギー領域の事業を展開している。成約支援組織の人員数が拡大する中でも、1人あたりの生産性を低下させることなく事業の継続成長を実現していくために、社内において生産性向上プログラムに取り組んできた。

生産性向上プログラムでは、さまざまなテクノロジーを活用。人工知能を活用した人材紹介における求人情報の自動マッチングの導入や、生成AIの自社サービスへの活用として、面接診断AIサービス、選考対策アドバイスの生成AIを活用した要約コンテンツの提供などを行っている。

そのような中、先般ローンチされたGPT-4oの性能が拡大に上がっていることを受け、事業への積極的な活用を模索。その第1弾として、エネルギー領域におけるユーザーと成約支援組織における対話データをGPT-4oを活用し分析することで成約率の向上、新規メンバーの早期戦力化、リスク管理体制の強化を図ることができると判断し、検証開始に至った。

【エネルギー領域の事業におけるGPT-4o 活用目的】

  • 成約データの解析を通じたトークマニュアルの最適化による成約率上昇
  • 新規メンバーの早期戦力化の促進のための教育商材の開発
  • 電気ガスなどの事業法、特定商取引法における電話勧誘に関するガイドライン、その他各種関連法規、ポートが策定しているガイドラインをベースにした営業品質管理体制の強化

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