客室稼働率、コロナ禍前のレベルに

事業用不動産サービス会社のコリアーズ・タイランドによれば、バンコクのホテルは今年第1四半期(1~3月)の客室稼働率がコロナ禍前の2019年同期に匹敵する80.7%にまで回復した。MICE(会議、研修旅行、国際会議、展示会)が増えてホテル利用者が増加したことが最大の要因という。同社評価・助言部門の責任者、タナコン氏は、「ホテル客室稼働率は今後さらに上昇することが期待される」と話す。バンコク都内の同稼働率は、昨年23年が76.7%、22年が46.7%、21年が13%、20年が27%、19年が82.2%、18年が82.4%だった。このほか、今年1~4月期において訪タイ中国人が訪タイ外国人全体の19.4%と最大の比率を占めるなどタイを訪れる中国人数が回復していることもバンコクのホテル客室稼働率アップにつながっているという。なお、同期の訪タイ外国人全体に占める他の外国人の割合は、マレーシア人13%、ロシア人6.3%、韓国人5.6%、インド人5.3%となる。(『バンコク週報』より。https://bangkokshuho.com)

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