◇国内女子◇ブリヂストンレディスオープン 2日目（17日）◇袖ヶ浦CC 袖ヶ浦コース（千葉）◇6731yd（パー72）◇晴れ（観衆2460人）
4位から出た竹田麗央が1イーグル5バーディ、2ボギーで連日の「67」をマーク。通算10アンダーまで伸ばして単独首位で決勝ラウンドに進んだ。
出だしの1番で1mのパットを外してボギーを先行したが、2番（パー5）でバウンスバック。175ydの2打目を6Iで2オンさせ、6mのイーグルパットをねじ込んだ。「切り替えられた」というイーグルをきっかけに、6番、8番（パー3）、9番（パー5）でもバーディを重ねた。
ハーフターン直後の10番で2つ目のボギーをたたいたが、16番（パー5）で3打目を50cmにつけてバーディ。最終18番（パー5）でも1mを沈めてバーディで締めた。「全部のパー5を獲れたので、いい流れでプレーできた」。予選2日間を通じた平均飛距離は281.75ydで、2位の山路晶に10yd近くの差をつけて全体トップ。パーオン率は72.22%（26/36）で同9位。6700yd超の長距離コースを、持ち前の飛距離とショット力を武器に攻略している。
前週「RKB×三井松島レディス」はカットラインに1打届かず今季2度目の予選落ち。「先週のコースは狭くてドライバーが使えないホールも多かったので、自分に合わなかったと切り替えた。あまり反省はしなかったです」と深くは考えず、すぐに気持ちを立て直した。
予定外の“休暇”を利用して熊本に帰郷。自宅に届いていた野球の硬式球用グローブの型付けに励んだ。特注だという一品は、以前からファンを公言しているプロ野球オリックス・バファローズの山下舜平大投手とおそろいのメーカー。一時的にゴルフから離れることで、身体も心もリフレッシュできた。
2位高木優奈に2打差をつけて迎える週末。今季3勝目となれば、前週の優勝でメルセデスランキングトップに立った岩井千怜を抜き返す。過去2勝はともに3日間大会。「4日間大会でも優勝したい」と話すが、逸る気持ちを抑える。「まだ半分あるので、あしたからも自分のペースでバーディを獲っていけたら」。自らに言い聞かせるように言った。（千葉市緑区／内山孝志朗）
