「日本との格差は開く一方」 韓国女子バレー29連敗の凋落ぶりに母国紙嘆き「黄金世代が去り…」

ネーションズリーグで韓国がブラジルに0-3で敗戦した【写真:Getty Images】

東京五輪の4位から転落…ブラジルに0-3完敗

バレーボールの女子ネーションズリーグ(NL)が16日(日本時間17日)、ブラジル・リオデジャネイロで行われ、世界ランキング41位の韓国は同3位のブラジルに0-3(15-25、19-25、17-25)のストレート負けを喫した。大会29連敗となり、韓国メディアは15日(同16日)に世界ランキング1位のトルコを破った日本と比較。「格差は開く一方だ」と嘆きが止まらない。

韓国紙「イルガンスポーツ」が「日本はトルコを破ったのに……。ブラジルに完敗の韓国はNL29連敗」という記事で伝えている。韓国は20点を奪うセットすらなく「第2セット半ばまで薄氷の勝負をしただけで、セット後半に崩れる公式は相変わらずだった。第3セットではサーブレシーブも大きく揺れた」。2021年から大会29連敗という。

韓国は14日(同15日)に行われた中国戦でも0-3(15-25、16-25、14-25)のストレート負け。記事は「韓国バレー協会は代表チームの指揮官を変え、ネーションズリーグなど国際大会での競争力確保を狙った。まだチームとして手足を合わせていくらにもならないとはいえ、大きな変化は感じられない」と手厳しい。

2021年東京五輪で4位に入り、国内で“4強神話”と称えられた。当時は日本を予選リーグで、トルコも準々決勝で破ったことを伝え「キム・ヨンギョンやヤン・ヒョジンら黄金世代が代表を去った後、暗黒期が続いている」と世代交代を果たせていない凋落ぶりを嘆いている。

さらに、比較対象とみてきた日本の躍進を「この大会、グループリーグでは22連勝を続けてきた世界ランキング1位のトルコをセットカウント3-2で下した。エース古賀紗理那が31得点を記録し、攻撃を引っ張った」と伝えている。最後に「日本との格差は開く一方」と、東京五輪以降の状況を嘆いた。

THE ANSWER編集部

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