ペット医学機構が破産手続き開始決定 負債1億2400万円 茨城

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東京商工リサーチつくば支店は17日、動物病院経営のペット医学機構(茨城県牛久市中央)が水戸地裁龍ケ崎支部から破産手続き開始決定を受けたと発表した。決定は7日付。負債は約1億2400万円。

同社は1996年創業、2003年に法人化した。08年4月にドッグラン・カフェの運営を始め、22年3月にはアニマルセラピー(動物介在療法)を取り入れた障害者就労支援にも参入するなど事業を広げた。

21年2月期の売上高は約3億円を計上したが、ドッグランや就労支援に関わる人材の退職などが影響し、業績が縮小。23年2月期の売上高は4000万円まで低下した。債務超過が続き、業績改善が見込めないことから事業継続を断念した。

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