押収された車に似た車 栃木、長野の強盗事件現場近くで確認 福島県警も合同捜査班に加入

福島県南会津町など関東周辺の山あいで相次いだ強盗事件について、窃盗未遂などの疑いで逮捕されたベトナム人2人から押収した車と似た車が、事件があった栃木県や長野県で確認されていたことが新たにわかりました。

17日朝、送検されたベトナム国籍のホアン・フー・ホア容疑者(25)は先月30日、強盗被害にあった栃木・日光市の男性のキャッシュカードを使い、ATMで現金を引き出そうとした疑いが持たれています。また、ホアン容疑者とともに行動していた同じくベトナム国籍のマイ・ヴァン・シー容疑者(23)も不法残留の疑いで逮捕・送検されています。

2人は南会津町や関東周辺で起きた強盗事件に関わっている可能性があるとみられています。

浦部智弘アナウンサー 「警察は怪しい車が近くを通っていないか、周辺の防犯カメラをもとに調べています

その後の捜査関係者への取材で2人から押収した車と似た車が、群馬から栃木や長野の強盗現場近くを行き来していたことが分かりました。
また場所によって車のナンバープレートが違っていたということです。

警察はナンバーを付け替えて移動していたとみていて、2人が群馬を拠点にしながら一連の強盗事件にも関わっていた可能性があるとみて捜査しています。

福島県警は、周辺の防犯カメラの映像の分析を進め、南会津町の事件現場周辺でも似たような車が通っていたかどうか調べるとともに、きょう長野、群馬、栃木の合同捜査班に加わり捜査を進めています。



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