【衆院選】二階伸康氏   新・和歌山2区から出馬表明

自民党の元幹事長・二階俊博()衆議院議員85歳の三男で、現在は私設秘書の二階伸康()(にかい・のぶやす)氏46歳が、きょう(17日)田辺市で記者会見を開き、次の衆議院選挙で新しい和歌山2区からの立候補を表明しました。

記者会見で立候補を表明する二階伸康氏(5月17日・田辺商工会議所)

二階伸康氏は、御坊市()出身で、県立日高高校、青山学院大学、全日空社員を経て、父の二階元幹事長の公設秘書を務めてきました。

伸康氏は、きょう夕方、田辺商工会議所で記者会見を開き、「10増10減で地方の議員が大きく削減され、地方の将来を守れるのか、地方が消滅してしまうという危機感から一歩踏み出した。県・町村会はじめ40を超える団体や自民党の県議会議員の有志などから出馬要請を受けた自分に何ができるのか熟慮し、地方の将来を守りたいと思った。父の責任を連帯して負う考えに変わりはなく、世襲批判も含めて、選挙で有権者の審判を仰ぎたい」と出馬の理由を説明しました。

次の衆議院選挙を巡っては、現在新しい和歌山2区の支部長を務めている父の二階元幹事長が政治資金裏金問題の責任を取るとして、不出馬を表明し、後継が焦点となっていました。

伸康氏は、会見に先立ち、きょう午前、自民党県連に立候補の意向と2区の支部長就任希望を表明し、自民党和歌山県連では、近く、伸康氏を新しい和歌山2区の支部長にするかどうかを協議します。

和歌山・岩出・紀の川の3市を除く県内すべての市町村がエリアとなる衆議院の新しい和歌山2区には、これまでに共産党の新人で元・県議会議員の楠本文郎()(くすもと・ふみろう)氏69歳が立候補を表明しています。

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