妻と二人三脚でパリオリンピックへ! 体操・萱和磨選手が妻に誓った約束「パリは連れて行きます」【メダルへの道】

2024年7月26日に開会式が行われるパリオリンピックのメダル候補を紹介する「メダルへの道」。今回は、東京オリンピックで体操男子団体総合銀メダル獲得にも貢献し、種目別のあん馬でも銅メダルに輝いた萱(かや)和磨選手。2022年に結婚した妻・星良さんと夫婦二人三脚でパリ五輪の金メダルを目指すその思いに迫ります。

【写真】妻と二人三脚でパリ五輪金メダルを狙う萱和磨選手

萱和磨選手 最大の武器は「美しく失敗しない」安定感抜群の演技

萱選手は東京五輪で体操男子団体総合のキャプテンとして、銀メダル獲得に貢献。さらに、種目別のあん馬でも銅メダルを獲得しました。そんな萱選手の最大の武器は“美しく失敗しない”安定感抜群の演技。

2024年4月に行われたパリ五輪代表選考の第1戦では、決勝に進出した選手の中で唯一6種目全てで14点台をマーク。

さらに、技の出来栄えを示すEスコアでは、1年前の同じ大会と比べ1.5点以上もアップし、取り組んできた努力の成果を発揮しました。

萱和磨選手の競技を支える妻の存在

萱選手は東京オリンピックの翌年2022年に、小中の同級生である星良さんと6年の交際を実らせ結婚。
「より一層頑張らなきゃとか、変に焦ったりとかはなくて。でも試合終わった後とかに喜んでいる顔を見るとやっぱり嬉しい」とこれまでにはなかった心境の変化があったと語ります。

結婚して「会場で(メダルを)かけてあげたいという気持ちがより強くなりました」という萱選手を食事面でもサポートするため、妻・星良さんは管理栄養士の資格取得を目指し、2023年に再び大学に入学。

日々、野菜中心でバランスの良いメニューを作る際にも「何かあった時が怖いので」と1度の調理で何度も手袋を変えるなど徹底しているそうです。

「パリは連れて行きます」妻と目指す金メダルへの道

東京五輪は無観客開催だったため現地で応援できなかった星良さんへ、萱選手が団体戦直後に送った「パリは連れて行きます」というメッセージには金メダルの絵文字も添えられていました。

「団体が終わってすぐに送ってきてくれたんで、私も頑張ろうと思えました。そういった面でも支えてもらっています。むしろ支えなきゃいけないんですけど」と語る星良さんは、このメッセージをいまでもすぐに見返せるようにしてあるといいます。

お互いに支えられているという2人に、最後に2024年5月17日に始まるパリ五輪選考に向けたそれぞれの思いを聞きました。

星良さん:
パリで金っていうことを常にいっているので、そこのステップはしっかりと乗り越えてくれるんだろうなって信じているので、見守っていつも通り応援したいと思います。

萱選手:
美しく失敗をしない。ほんとうにこれをやるだけだなって思います。そうすれば自ずと結果はついてくると思っています。

夫婦二人三脚でパリ五輪金メダルへ!まずは選考会で代表入りを目指します。

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