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8月9日の長崎原爆の日を前に原爆で犠牲になった人たちの名前を記した名簿の風通しが行われました。
原爆死没者名簿の風通しは、午前11時2分の黙とうから始まりました。
長崎市の職員が名簿に傷みがないか確認しながら、風を通し、湿気を取り除きます。
200冊の名簿には、2023年7月末までに死亡が確認された被爆者や被爆体験者など19万5704人の名前が記されています。
祖父と祖母が被爆者で、被爆三世の山本李緒さんは「祖母の名前が名簿のどこかにある。安らかに眠ってほしい」という思いを抱いたと話していました。
長崎市原爆被爆対策部援護課 山本 李緒さん
「これだけ多くの被爆者の人が亡くなっているということを改めて実感した。名簿に
記載されている名前すべてにきちんと風があたるようにという思いを込めてめくった」
2023年8月以降に死亡が確認された人の名前は、2024年6月から書き加えられる予定です。