茅ヶ崎市青少年海外派遣団 ホノルルで交流事業 現地児童とハワイ文化学ぶ 茅ヶ崎市

アロハポーズで笑顔を見せる(左から)佐藤菜月さん、河野有里さん、比留川琴子さん、中平絢斗さん=11日、茅ヶ崎アロハマーケット

茅ヶ崎市の青少年海外派遣事業として、派遣団「レインボー・キッズ」が3月に5泊7日の日程でホノルル市・郡に赴き、現地の小学生らと交流した。11日にはイベント・茅ヶ崎アロハマーケットの中で来場者を前に活動報告会を開催。両市の文化への理解を深めたほか、言葉が通じない中でも楽しく交流した経験を話し、笑顔を見せた。

同事業が行われるのは4年ぶり。昨年の申込期間に応募があった75人の中から作文審査と面接で合格した市内小学校の4年生と5年生の4人が派遣された。

現地ではハワイ州教育局が作成した交流プログラムで進行。スパムおにぎりづくりや、水族館の生き物の名前をハワイ語で学習したほか、ビーチクリーンの大切さなどを教わった。ホノルル市庁舎や在ホノルル日本国総領事館、イオラニ宮殿も見学し、ハワイの歴史や文化に触れた。

現地の子どもたちとは初め、茅ヶ崎市姉妹都市交流特命大使の平田梨花さんや市職員の通訳を介してコミュニケーションを取っていたが、「さまざまな活動をともにすることで次第に心の交流が生まれ、気づけば皆仲良く話していた」と市職員。最終日のお別れ会ではオリジナルのうちわをプレゼントし、空手の演武を披露するなどして子どもたちを喜ばせていたという。

茅ヶ崎アロハマーケットでの報告会ではそれぞれが現地でのエピソードを語る中、「スクールバスの中でピコ太郎のまねをしたら皆知っていて、空気が柔らいで現地の子たちと仲良くなれた」と佐藤菜月さん(5年)。比留川琴子さん(6年)は「英語を学んだり、コミュニケーションを取ることの大切さを今後に生かしたい」と話した。

来年3月にはハワイで交流した小学生が茅ヶ崎を訪れ、市内で体験などを行う予定。

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