FAが11歳以下の意図的な「ヘディング」を禁止へ…2024-25 シーズンから段階的に導入

イングランドサッカー協会(FA)は17日、 U-11以下のヘディングを段階的に停止するための新ルールを発表した。

FAによると、頭と頭の衝突、肘と頭の衝突、頭と地面のコンタクトなどヘディングに関係して発生しうる事故の危険因子を軽減するため、今後3シーズンにわたって段階的にU-7からU-11レベルまでの試合で意図的なヘディングを廃止する新ルールを導入するという。

このルールはすべてのリーグ、クラブ、学校でのサッカーの試合が対象となり、2024-25 シーズンからはU-7〜 U-9で導入が始まり、2025-26 シーズンからはU-10、そして、2026-27シーズンで U-11に導入対象が拡大されるという。

また、この新ルールはボールを足元で保持するプレーヤーにより多くの技術的な機会や効果的なプレー時間を作り出し、試合中にボールが空中にある時間を短縮することも目的にしていると説明されている。

なお、意図的にヘディングが行われた場合は、相手に間接フリーキックが与えられることになる。また、空中に浮いたボールの競り合いを阻止する観点から、タッチラインを割った場合は、スローインではなく、パスインまたはドリブルインでプレーが再開されることになるようだ。

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