地元作家を中心に結成した「漸の会」 岐阜市で初のグループ展

展示されている絵画作品=16日午後4時ごろ、岐阜市、吉野画廊

  地元作家を中心とする6人の作家がジャンルなどを超えて良質な絵画作品を発表しようと結成した「漸の会」が岐阜市で初のグループ展を開いています。

  漸の会は加藤栄三・東一記念美術館の館長で日本画家の山本真一さんが創作に真摯に向き合う作家を厳選。日展会友の渡邊久二男さん、創画会会員の竹原城文さん、洋画家の張間成子さんと東京を拠点とする日本画家の伊藤髟耳さん、杉山紅さんで結成しました。

  グループ展は岐阜市の吉野画廊で開かれ、6人の新作計19点が展示されています。

  会場には各作家の個性が際立つ作品が並び、このうち、張間さんが描いた「春の香り」は冬から春に移り変わる瞬間を描き、未来に向かう情景を表現しています。

※吉野画廊 森弓子代表取締役
  「吉野画廊では地元に関わるアーティストや古くからの巨匠から現代の作家まで幅広く扱うことで芸術の発展に貢献したいと思っています」

  このグループ展は18日まで開催されています。

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