【阪神】岡田監督 またも乱調3敗目…青柳晃洋に苦言連発「調子悪くないって言われてもなあ」

初回から首をかしげる阪神・青柳晃洋

阪神は17日のヤクルト戦(甲子園)に4―2で敗れた。先発・青柳晃洋投手(30)が、6回107球を投げて5安打4失点と、またもや乱調で今季3敗目(1勝)。

立ち上がりから制球に苦しんだ。初回、先頭の丸山を四球で歩かせると、中村の犠打で一死二塁。続く長岡に144キロの直球を中前に運ばれ、先制点を献上した。

2回は三者凡退に抑え、立ち直ったかのように見えたが、0―1の3回に悪夢が待っていた。二死一、二塁から打席に迎えたのは、苦手とする主砲・村上。カウント2―0から3球目のツーシームを捉えられ、両リーグ最多となる10号3ランを右中間席へ運ばれた。

また、4回以降は走者を出しながらも無失点投球を見せたが、試合後は「負けていたので、粘るとかじゃないんですかね」とキッパリ。その上で、「低めの球を打った村上がすごいです」と悔しさをにじませた。

前回登板のDeNA戦(10日、横浜)でも、初回から4四死球で1点を献上するなど、6回途中126球、4安打3失点でマウンドから引きずり降ろされていた。それだけに、岡田彰布監督(66)も「この間もそうやん。球数も多いしな、結局は。ほとんど2ボールからストライクやで。こっちから見たら逃げてるように思うやんか」とおかんむり。

さらに「この間のバッターと一緒やんか。『コントロール悪いです』って言うてくれたらええのになあ。新聞のコメントで『調子悪くない』って言われてもなあ。使うとて、こないしていつも打たれたら目も当てられんわ」と厳しい口調で話していた。

今季は2年連続の開幕投手を任されるなど、指揮官からの信頼も厚い右腕。不本意な投球が続いているが、ここから立て直したいところだ。

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