DeNAは17日、中日戦(横浜)で2―1と勝利し、連敗を3でストップ。先発・東克樹投手(28)が7回2/3を投げ、6安打1失点1四球の快投でハーラートップタイとなる今季無傷の4勝目をマークした。
〝本拠地の鬼〟がエースの投球を披露した。初回こそ細川の犠飛で1点を先制されたが、直後に牧、宮崎の連続適時二塁打で打線が逆転に成功。そこから左腕は徐々に調子を上げていき、5回から7回までは1人の走者も許さなかった。特に5回二死からは4者連続三振を奪うなど相手を寄せ付けない内容だった。
8回に二死一、三塁のピンチを招いて降板となったが、今季最多となる123球の熱投。試合後のヒーローインタビューでは「絶対勝ちたいという強い気持ちを持って投げた」と口にし、エースとしての役割を果たしてみせた。
三浦監督も「初回に先制されましたけど、その後丁ねいに緩急を使いながらよく投げてくれました」と評し、勝利を呼び込んだ左腕をたたえた。
東はこれで開幕から4連勝。さらに本拠地・横浜スタジアムでは昨年5月18日の広島戦から負けなしの10連勝となり、遠藤一彦氏の持つ球団記録に並んだ。約1年間ホームで負けていない相性の良さは、まさに〝本拠地の鬼〟の異名通りだ。
次回登板はちょうど1週間後となる24日・横浜スタジアムでの広島戦。本拠地のマウンドで、また快投が期待できそうだ。