米CB景気先行指数、4月は0.6%低下 予想下回る

[17日 ロイター] - コンファレンス・ボード(CB)が17日発表した4月の米景気先行指数は前月比0.6%低下の101.8だった。

消費者の景気見通しの悪化や新規受注の弱さなどがマイナスに響いた。

ロイターがまとめたエコノミスト予想は0.3%低下だった。

CBの景気循環指標担当シニアマネジャー、ジャスティナ・ザビンスカ・ラ・モニカ氏は「この指数の6カ月や年間の動きは、もはや今後の景気後退(リセッション)を示していないが、依然として今後の成長に対する逆風を示唆している」と述べた。

CBは、依然として高止まりしているインフレ率や金利、家計債務の増加が年内の景気動向を圧迫する要因であるとし、第2・四半期─第3・四半期にかけて実質国内総生産(GDP)の伸びが1%未満に鈍化すると予測している。

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