6年ぶり 第九演奏会 200人目標、合唱団員募集 12月・一関文化センター

第14回いちのせき第九演奏会で「歓喜の歌」を響かせる仙台フィルと合唱団。今年12月に6年ぶりに開催されることが決まった=2018年12月16日、一関文化センター

 一関市の年の瀬を歌声で彩る「いちのせき第九演奏会」が、6年ぶりに開催されることが決まった。第15回の今回は、1974年に第1回が開かれてから50年目に当たる。開催日は12月15日、会場は同市大手町の一関文化センターを予定。主催の実行委では200人を目標に合唱団員を募集し、オーケストラと盛大にハーモニーを響かせたい考えだ。

 同演奏会は、音楽の盛んなまちづくりを目的とした市民参加型イベント。オーケストラ演奏に合わせ、有志で組織する合唱団がベートーベンの交響曲第9番「歓喜の歌」を歌い上げる。

 1974年に初開催。85年以降は3年に1回開かれてきた。第15回は2021年の予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、中止と延期が繰り返されてきた。

 今月16日夜に同センターで実行委が開かれた。約40人が出席し、規約改正や役員、開催要項、収支予算をいずれも原案通り承認。組織体制と団員募集、練習日程、チケット販売方法を確認した。

 合唱団員は200人を目標に一般と学生・生徒を募集する。9月12日から12月14日までの間に14回の練習日を設け、原則として毎回午後6時30分から2時間ほど同センターに集まってハーモニーを磨く。練習日初日は午後6時から結団式、12月7日には指揮者による事前指導が行われる。

 入団希望者は、実行委事務局が指定する申込書に記入し、入団料を添えて申し込む。入団料は一般5000円、学生・生徒1000円。締め切りは8月8日。

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