カナダ情報局長官、TikTok利用を警告 「中国政府に情報」=報道

[17日 ロイター] - カナダ安全保障情報局(CSIS)のヴィニョー長官は17日、中国系動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」について、収集されたユーザー情報が中国政府に利用できるようになっていると警告した。

ヴィニョー長官はカナダ放送協会(CBC)のインタビューで「CSIS長官としての私の答えは、中国政府には世界中の誰からでも個人情報を入手しようとする極めて明確な戦略があるということだ」と述べた。

カナダは昨年9月、TikTokのカナダ国内での事業拡大計画について国家安全保障上の観点から調査を開始。ヴィニョー長官はこの調査に参加し、助言するという。

TikTokの広報担当者は「こうした主張を裏付ける証拠はなく、カナダのユーザー情報を中国政府と共有したことはない」と主張。同時に「カナダ政府当局者と引き続き取り組みを進める」とし、個人情報の保護についてCSISと協議を行っていく姿勢を示した。

ヴィニョー長官のインタビューは18日に放送される。

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