保護犬猫と“縁結び” 足利の市民団体、鑁阿寺で19日譲渡会 マルシェも併催

譲渡会が開かれる国宝鑁阿寺

 【足利】市内で貧困や気候変動についてのお話会などを開催している団体「レインボーチーム」は19日、家富町の国宝鑁阿(ばんな)寺で保護犬猫の譲渡会「大日様の縁結び」を初めて開く。

 同団体メンバーの岡田英子(おかだえいこ)さん(44)が発案。能登半島地震により保護される犬猫の数が増えている現状を知り「まずは自分の周りから始めていこう」と開催を決めたという。

 県内で犬猫の保護活動を行う約10団体が参加。犬猫の餌やおやつを販売するほか、保護犬猫を支えるための募金箱を設置する。また、県内外の飲食店や雑貨店約30店が出店し、マルシェも併催する。

 自身も保護活動を行う岡田さんは「動物を捨てることは犯罪」と強調。「ペットショップで購入するだけでなく、このような譲渡会で犬猫を家族に迎え入れてもらえれば」と話している。

 午前10時~午後3時半。ペット同伴可。今回の譲渡対象は犬が12匹、猫が20~25匹。情報は同団体のインスタグラム(@dainichi_en)で紹介している。

© 株式会社下野新聞社