水卜麻美が異例の〝飛び級〟出世で局内改革 後輩アナ流出阻止へヒアリング

出世した水卜麻美アナ

日本テレビの水卜麻美アナ(37)が6月1日付でアナウンス部の管理職に昇進することになり、30代の異例の抜てきに注目が集まっている。何度もフリー転身説が流れる〝局の顔〟だが、実は働き方改革を進める日テレのお手本になる覚悟で、すでに後輩アナの流出阻止に動き出しているという。

これまで一般社員の「主任」として勤務していた水卜アナは、6月以降は局内で新設される役職「チーフスペシャリスト」に付く。同職は「専門性の高いスキルを有し、会社の業績向上や経営目標達成に貢献できる者」とされている。

すでに管理職を務めている40代、50代の先輩アナ2人のリードスペシャリストより1つ上の等級に抜てきされることになり、局内でも「30代での管理職昇進は異例」と驚きをもって受け止められているという。

水卜アナは朝の情報番組「スッキリ」のサブMCなどを歴任。現在は朝の「ZIP!」の総合司会を担当し、「24時間テレビ」でも長年、総合司会を務めている。好感度も高く、オリコンの「好きな女性アナウンサーランキング」では2013年から5年連続1位となり、殿堂入りを果たした。

局を代表する人気アナだけに、フリー転身報道が風物詩。仕事と家庭を両立するためフリー転身を選ぶ女子アナがいるように、昨年3月に俳優の中村倫也との結婚を発表した際には「水卜アナもいつか…」と危惧されていた。

もっとも取材を進めると、水卜アナ自身はフリー転身願望はないことが判明。それどころか働き方改革を進めている日テレの〝模範アナ〟となる覚悟を示しているという。

「日テレは現在、働き方改革を進めている最中で、『仕事と子育ての両立』が目玉になっている。水卜アナは以前から『女性が働きやすい環境を作る』という目標を持っていて、最近は『私がお手本となる』と覚悟を示しています。他局では女性局員が出世していて『日テレは遅れている』と不満をこぼしているほど。フリー転身どころか、『日テレに骨をうずめるのでは』と言われています」(日テレ関係者)

実際、水卜アナはすでに後輩アナの流出阻止に向けて動いているというから驚きだ。

「退社するアナウンサーにヒアリングしているそうなんですよ。例えば、6月末でフリーになる尾崎里紗アナは将来的に故郷の九州で子育てと仕事をする意向を持っていますが、水卜アナはそれについての考えを本人から聞いたとか。また、昨年フリーとなった笹崎里菜アナとは退社後も会っていて、仕事と結婚の両立などについて聞いている。管理職として、今後は後輩アナの育成やマネジメント業務なども行う予定なので、いかに働きやすい環境をつくってアナウンサーの流出を阻止するかが狙いなのです」(同)

明治安田生命の「理想の上司ランキング」の女性部門で、2017年から8年連続で1位に輝いている水卜アナ。今回の管理職昇進で名実ともに理想の上司となりそうだ。

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