来季のECL出場を争うフィオレンティーナvsナポリは痛み分けのドロー決着【セリエA】

[写真:Getty Images]

セリエA第37節でフィオレンティーナvsナポリが17日に行われ、2-2の引き分けに終わった。

来季のヨーロッパ・カンファレンスリーグ(ECL)出場権を争う8位フィオレンティーナ(勝ち点53)と9位ナポリ(勝ち点51)による一戦。

試合は開始早々にセットプレーからスコアが動く。ナポリは8分、ポリターノの左CKをボックス中央で競り合ったラフマニがヘディングでゴール左に流し込んだ。

その後は一進一退の展開が続くなか、フィオレンティーナは40分に試合を振り出しに戻す。ペナルティアーク右手前で獲得したFKからボナヴェントゥーラが直接ゴール狙うと、クロスバーの内側に跳ね返ったボールがゴールネットに吸い込まれた。

さらにフィオレンティーナは、42分にも敵陣でのハイプレスを仕掛けたエヌゾラがボックス左横でポリターノのミスパスをカットすると、そのままボックス内へ切り込みシュート。これがゴール右隅に決まり、逆転に成功した。

迎えた後半、再びスコアを動かしたのは1点を追うナポリ。57分、バイタルエリア左でクワラツヘリアが倒されてFKを獲得すると。これをクワラツヘリア自身が直接ゴール左上に突き刺した。

同点弾で勢いづくナポリは、63分にも右サイドを持ち上がったマッツォッキの折り返しをボックス中央右に走り込んだポリターノがダイレクトシュートでゴールを脅かしたが、これは右ポストを直撃した。

その後は互いに選手を入れ替えながらゴールを目指したが、拮抗した展開が続く。するとフィオレンティーナは80分、ニコラス・ゴンサレスのパスに反応したベロッティがボックス右でロボツカに倒されると、主審はPKを宣告。しかし、オンフィールドレビューの末にノーファウルと判定が覆り、PKは取り消された。

終盤にかけても一進一退の攻防が続いたが、最後までスコアは動かず。来季の欧州カップ戦出場を争う両者の一戦は、痛み分けのドローに終わった。

© 株式会社シーソーゲーム