アンダーパス「早期に通行止めしたい」警察や消防、梅雨前に危険箇所確認 京都府亀岡市

上桂川統合堰を視察する亀岡市や府などの防災関係部署の職員ら(亀岡市千代川町川関)

 梅雨シーズンを前に、京都府亀岡市や京都府などの防災担当部署の関係者が市役所で会議を開き、市内の災害危険箇所について情報共有した。大堰川(桂川)の上桂川統合堰(ぜき)など防災対策を強化した場所も巡り、その仕組みや特徴を現地で確かめた。

 会議は5月10日に行い、22人が参加。京都府警亀岡署や亀岡消防署、市消防団が発見した急斜面に面した家屋や露出した山肌といった危険箇所について報告があった。亀岡署の担当者は、JR亀岡駅西側のアンダーパス(地下道)を挙げて、「見回りで早期に冠水を確認し、通行止めできるようにしたい」と呼びかけた。

 統合堰はかんがい用で、参加者は20年度に更新を終えた水門や操作施設のほか、日吉ダムの放流時の対応などについて、土地改良区連合の事務局長から説明を聞いた。今春開通し、豪雨時でも円滑な通行が期待される府道宮前千歳線「北ノ庄バイパス」も視察した。

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