草彅剛 映画『碁盤斬り』初日舞台挨拶でリップサービス「ある意味、僕と國村隼さんの『おっさんずラブ』です(笑)」

草彅剛さんが主演映画をハイテンションでPRしました。映画『碁盤斬り』の初日舞台挨拶が5月17日(金)に東京・TOHOシネマズ六本木で行われ、主演の草彅さん、共演の清原果耶さん、中川大志さん、市村正親さん、國村隼さん、そして、メガホンをとった白石和彌監督が登壇しました。

【写真10枚】草彅剛が中川大志、清原果耶らと爆笑舞台挨拶!?

本作は、ある冤罪事件によって娘と引き離された男が、武士としての誇りを賭けて、仇討ちに挑むリベンジエンタテインメント作品。

冤罪に貶められた浪人・柳田格之進に草彅さんが扮し、その娘のお絹を清原さん、絹に思いを寄せる若き商人・弥吉に中川さんが扮しているほか、市村さんや國村さん、小泉今日子さんといったベテラン勢が作品を支えています。

晴天の公開初日に「お天道様も味方してくれている」

登壇した草彅さんは「本日はお日柄もよく」と満員の客席を見渡し、「皆さんが足を運びやすい日になったのは、お天道様も味方してくれてるのかな」と満面の笑みを浮かべました。

これまでさまざまな役柄を演じ、トランスジェンダーに扮した『ミッドナイトスワン』(2020年)では「第44回日本アカデミー賞 最優秀主演男優賞」を受賞するなど、ますます円熟味の増したお芝居で唯一無二の存在感を発揮する草彅さん。

本作で時代劇に挑戦したことに、「いろいろな作品がある中、若い方には『時代劇はちょっと…』とか『あまり得意ではない』という方もいると思いますが、今、この作品を皆さんにお届けすることに意味があるのかなって」とコメント。

「言葉の一つ一つに思いが込められている、重厚感のある作品に出演できたことがとても幸せ」と話しました。

囲碁を通して、國村隼が草彅剛に片思い!?

そして、格之進と碁を通して絆を深めていく萬屋の主人・源兵衛を演じた國村さんとの共演に、草彅さんが「ある意味、僕と國村さんのラブストーリー。『おっさんずラブ』みたいな(笑)」と表現すると、國村さんは「ほとんど僕の片思いでございました」と、苦笑いでフォロー。

続けて、草彅さんが「格之進と源兵衛が精神的に仲良くなっていく過程など、いろいろな感情がつまっている作品なので、たくさんの方に観ていただきたい」とアピールしました。

劇中では、囲碁をさす場面が何度も登場、緊迫した戦いを展開していますが、草彅さんは「実は僕、囲碁のルールがわからないんですけど、囲碁がわからない方も楽しんでいただけましたよね?」と客席へ問いかけ。

すると、中川さんが「格之進(草彅)さん、囲碁のルールをまったく知らなかったですからね」と暴露し、草彅さんも「まったく(笑)。(碁石を)置く位置だけわかっています」とぶっちゃけ。

一方の清原さんと中川さんは小さな盤面を使って練習していたそうで、ルールもしっかりと習得。

そんな若手俳優2人を前に、草彅さんは「僕はお客さんと同じですよ。囲碁がわからなくてもこの作品を楽しめるということを自ら実践したんです」と訴え、客席の笑いを誘いました。

© 株式会社フジテレビジョン