スロバキア首相、依然「深刻」 銃撃、2度目の手術

スロバキアのフィツォ首相(ロイター=共同)

 【ベルリン共同】スロバキア政府は17日、銃撃されたフィツォ首相が2度目の手術を受けたと明らかにした。病院関係者によると、手術後のフィツォ氏は意識があり容体は安定しているが、依然として「非常に深刻な状態」だという。AP通信などが報じた。

 フィツォ氏に近いカリニャーク副首相兼国防相は、負傷の程度が重く、回復が難しい可能性もあるとの認識を示した。政治活動に復帰できるかどうかは不透明とみられる。

 フィツォ氏は15日に数発の銃弾を腹部などに受けた。同日に約5時間に及ぶ手術を受けた後、集中治療室に入っている。

 撃った男(71)は現場で拘束され、16日に殺人未遂容疑で訴追された。

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