ミツバと思って食べたら…有毒植物「キツネノボタン」だった 新潟市の2人が食中毒で入院

有毒植物のキツネノボタン(左)。ミツバ(右)と似ており、注意が必要だ

 新潟市保健所は5月17日、市内在住の2人がミツバと間違えて有毒植物の「キツネノボタン」を食べ、喉と舌のしびれ、めまいなどの症状が出たと発表した。2人は入院したが回復し、既に退院したという。

 新潟市保健所によると、2人は15日、知人からミツバなどの野草をもらい、同日の夕食として卵とじに調理して食べた。強い苦みを感じたが食べ続けたところ症状が出て、市内の医療機関に搬送された。

 キツネノボタンはミツバの近くに生えていることが多く、見た目も間違いやすいという。食べると口内の痛みや腹痛、下痢、吐血などの症状が生じることがある。新潟市保健所は「食用と確実に判断できない植物は採らない、食べない、人にあげないことを徹底してほしい」と呼びかけている。

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