河田フェザーで団体献血 明和町内事業所も、70人超協力 三重

【河田フェザーで実施した団体献血=明和町山大淀で】

 【多気郡】三重県明和町山大淀の羽毛素材メーカー「河田フェザー」を会場に16日、団体献血があった。同社をはじめ同町内の40事業所、70人以上が400ミリリットル献血に協力した。

 同社は健康経営の一環として団体献血を推進している。経産省などの「健康経営優良法人(中小規模法人部門)」に3年連続で認定された。

 同社だけでは献血バスの運行に必要な献血者30人の確保が難しいため、2年前から周辺の企業・団体に呼びかけ実施している。身近な場所で献血の場を提供する狙いもある。

 昨年は5月と12月の2回、計141人が参加した。今年は5月の目標にしていた前回66人を上回った。12月にも開催する。

 県赤十字血液センター(津市桜橋)の献血バス2台で午前9時半から午後4時半まで、献血者が指定時間に次々訪れ、採血していった。

 同社SDGs推進室の黒田健室長は「1社ではできないことも、ここをプラットフォームに明和町の事業者が集まれば大きな力になる」と話していた。

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