巡査部長、ドア当て立ち去る 事故報告せず本部長注意 三重県警

 勤務中に公用車で起こした事故を報告しなかったとして、三重県警は17日、道交法違反(報告義務)の疑いで、警察署所属の30代巡査部長を10日付で書類送検し、同日付で本部長注意としたと明らかにした。

 県警によると、巡査部長は3月21日午後2時20分ごろ、県内の商業施設駐車場で乗用車のドアを開ける際、ドアを隣の車に当ててへこませたが、警察や被害者に報告・連絡せずに立ち去ったとされる。同乗者はいなかった。

 被害者からの届け出を受け、捜査で発覚。県警の聞き取りに、巡査部長は「自分の認識の甘さと恐怖心から逃げてしまった。組織に多大な迷惑をかけ、反省している」と話したという。

 県警は「全職員に対して、法令順守や交通事故防止を徹底し、再発防止に努める」としている。

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