自転車安全運転の模範に 四日市四郷高にリーダー委嘱 三重県警四日市南署

【委嘱を受けた生徒会役員(前列)と関係者ら=四日市市八王子町の県立四日市四郷高校で】

 【四日市】自転車の安全利用を推進する自転車月間で「北勢地区自転車対策強化日」の17日、三重県警四日市南署(中西通署長)は四日市市八王子町の県立四日市四郷高校(原泰孝校長、482人)でセーフティ・バイシクルリーダー委嘱式を開いた。同署管内初の委嘱式に関係者ら15人が参加した。

 同署は昨年12月、同校を交通安全活動推進モデル校に委嘱しており、より一層の自転車安全利用意識の向上を図ってもらおうと、同校生徒会役員6人に委嘱した。委嘱期間は令和7年3月末まで。

 セーフティ・バイシクルリーダー制度は、模範的な自転車運転や街頭活動等の自主的な活動を通じて、高校生の健全育成と社会の一員としての自覚を促し、良好な自転車交通秩序の実現を図るのが狙い。

 式典で、中西署長が「命を守る大切なヘルメットの安全利用を地域にも呼びかけて」と話し、生徒会役員一人一人に委嘱状を手渡した。日本損害保険協会中部支部の三村雅彦事務局長は、同リーダー活動用オリジナルヘルメット六個を寄贈した。生徒会長の樋口真由さん(17)は「生徒一丸となって交通マナーを守ります」と決意を述べた。

 この日は、北勢地区6警察署が自転車対策として各署管内で一斉に交通指導取り締まりや広報啓発活動を展開した。

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