岡崎慎司〝現役ラストマッチ〟で今季初スタメン「日本のレジェンドに別れを告げた」

ラストマッチを終えた岡崎慎司

ベルギー1部シントトロイデンの元日本代表FW岡崎慎司(38)が17日(日本時間18日)のホーム最終戦(プレーオフ2)で今季初先発を果たした。地元メディアによると、現役ラストマッチだったという。

今季限りでの現役引退を表明している岡崎は1―1のドローだったルーベン戦で前線から積極的にプレスをかけるなど普段通りの献身的なプレーを披露。後半7分に交代する際には両チームのイレブンがセンターラインで花道をつくり、岡崎を送り出した。ベルギーメディア「HBvL」は「38歳の日本人はプロサッカー選手として最後の試合を行った」とし「大きな拍手の中で52分に交代となった。両チームの選手が儀仗兵になって、日本のレジェンドに別れを告げた」と報じた。

オランダメディア「TRUINEER」は「シントトロイデンはホーム最後の試合で引退する岡崎慎司に別れを告げた」「忘れられない別れとなった」とし、同メディア「SPORZA」は「日本代表での50ゴールで知られる日本の戦士が間もなく引退する。今日の彼(岡崎)はあまり印象に残らなかったが、これほどのキャリアを積んだことは称賛に値する」と伝えていた

兵庫県出身の岡崎は2005年にJ1清水入り。11年にドイツ1部シュツットガルトに移籍し、イングランド・プレミアリーグのレスター時代の15―16年シーズンに〝奇跡〟のリーグ優勝に貢献した。日本代表としても活躍し、国際Aマッチ119試合50得点。10年南アフリカW杯から3大会連続出場した。

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