鶴岡・宝谷の土砂崩れ、復旧に1週間 市道50メートル覆う

土砂崩れが発生した現場=17日午後0時29分、鶴岡市宝谷

 鶴岡市宝谷で発生した土砂崩れについて、土砂は幅約7メートル、長さ約50メートルの範囲で市道を覆い、高さ2メートルほど堆積していることが17日、市への取材で分かった。鶴岡署によると、けが人など人的被害はなく、建物への被害も確認されていない。

 市などによると、土砂は同市黒川地区と宝谷地区をつなぐ幅約7メートルの市道「宮の下宝谷線」に流れ込んだ。雨で地盤が緩み、強風で木々が押されて崩れたとみられる。

 現場付近は全面通行止めとなったが、迂回(うかい)路は2ルートあるという。市は同日夜、地元住民への説明会を開き、復旧には1週間ほどかかる見通しを示した。同市宝谷、農業矢口弘さん(89)は「病院などへ出かけるのに毎日通っている。早く元に戻ってほしい」と話した。

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