ハーフマクロ相当にも対応する小型軽量の“新定番”標準ズームレンズ「XF16-50mmF2.8-4.8 R LM WR」

By 小田切裕介

富士フイルムは、Xマウントの標準ズームレンズ「XF16-50mmF2.8-4.8 R LM WR」を2024年6月に発売する。希望小売価格は121,000円 (税込)。

「XF16-50mmF2.8-4.8 R LM WR」は、ズーム全域でXシリーズ第5世代「X-Trans CMOS 5 HR」センサーの約4020万画素に対応した高い解像性能を持つ、新たな標準ズームレンズ。

■高い解像性能と描写性能

非球面レンズ3枚とEDレンズ3枚を用いた9群11枚のレンズ構成を持ち、倍率色収差や軸上色収差を抑制し、ズーム全域で高い解像性能を発揮する。汎用性の高い24〜76mm相当 (35mm判換算値) の焦点域をカバーし、ワイド端では開放絞り値F2.8の明るさを確保している。

■ハーフマクロ相当の優れた近接撮影能力

ズーム全域で最短撮影距離24cmを確保し、レンズ先端から最短15cmまで被写体に近づくことが可能。テレ端での最大撮影倍率は0.3倍で、35mm判換算では0.45倍相当となり、「ハーフマクロ」に近い拡大撮影を行える。

■XFズームレンズとして最軽量

レンズの最適な配置により、高い描写性能を維持しながらXFレンズのズームレンズで最も軽い約240gを実現。さらにズーム時にレンズが繰り出さないインナーズーム設計により、快適なズーム操作を行える。

■リニアモーター駆動の高速AF

小型軽量なフォーカスレンズ群をリニアモーターで駆動するインナーフォーカス方式を採用。位相差AF使用時に、約0.015秒の高速・高精度AFを実現した。

■防塵・防滴に配慮した設計

鏡筒の13か所にシーリングを施した防塵・防滴構造を採用。さらに、−10℃の低温下でも使用できる設計となっており、悪条件下でも安心して撮影を楽しめる。

フジノンレンズ XF16-50mmF2.8-4.8 R LM WR 主な仕様

マウント 富士フイルムXマウント
焦点距離 16〜50mm (35mm判換算 24〜76mm相当)
開放絞り F2.8〜4.8
最小絞り F22
画角 83.2°〜31.7°
レンズ構成 9群11枚 (非球面レンズ3枚、EDレンズ3枚)
絞り羽根枚数 9枚 (円形絞り)
最短撮影距離 0.24m
最大撮影倍率 0.3倍 (テレ端)
フィルター径 58mm
最大径×長さ 約φ65×71.4mm
質量 約240g
付属品 レンズフロントキャップ FLCP-58 II、レンズリアキャップ RLCP-001、レンズフード、ラッピングクロス

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