ラブコメに一番必要なのは女優の存在ではないだろうか。
ストーリー、演出力、男優、演技力と、ラブコメが視聴者の心を揺さぶる要素は色々あるだろうが、最近ヒットした『私の夫と結婚して』、『涙の女王』、『ソンジェ背負って走れ』には確実な共通点がある。
どんな俳優とも完璧なロマンスを作りだしてしまう女優の有無だ。
現在、人気を集めるドラマ『ソンジェ背負って走れ』で劇をリードしているキム・ヘユンは、しっかりとした演技はもちろん、これまで呼吸を合わせてきた男性俳優たちとの「ぴったりの相性」で名声を博した。
本格的に「主演キム・ヘユン」の名前を知らせた『偶然見つけたハル』では女性主人公ウン・ダノ役で出演し、劇中「主人公」であるエキストラ・ハル（演者ロウン）と別名「サブ男性主人公」の婚約者ペク・キョン（演者イ・ジェウク）との三角関係を描いた。
当時、視聴者の間ではダノとハッピーエンディングを迎えるのがハルかペク・キョンかで盛り上がった。それくらい二人とのケミストリーがよかったということだ。さらに、親友のイ・ドファ（演者チョン・ゴンジュ）とも完璧なケミストリーを誇り、この関係性を推す視聴者も多かった。
このキム・ヘユンの活躍は『ソンジェ背負って走れ』でも続いている。
劇中、ピョン・ウソクとともに「青春ドラマ」を完成させたキム・ヘユン。それだけではない。「サブ主人公」として登場したキム・テソン（演者ソン・ゴニ）はもちろん、ソンジェの親友であるペク・イニョク（演者イ・スンヒョプ）とキム・ヘユンの友情にもハマル視聴者が増えている。
『ソンジェ背負って走れ』に続き、ラブコメのヒット作として名をあげている『私の夫と結婚して』と『涙の女王』にもやはり、女優パク・ミニョンとキム・ジウォンがいた。
これまでパク・ミニョンは、格別なケミストリーを見せ、出演する作品ごとに相手役としっかりした呼吸を誇り、別名「ケミ女神」という修飾語を得たりもした。
『キム秘書はいったい、なぜ』のパク・ソジュンはもちろん、『天気がよければ会いにゆきます』ではソ・ガンジュンとの暖かいケミストリーを、『私の夫と結婚して』ではときめく年下男性とのケミストリーを披露し、多くの女性の心を揺さぶった。
キム・ジウォンは“第2の全盛期”に突入
キム・ジウォンもやはり、誰と共演しても完璧なケミストリーを作り出してしまう女優として有名だ。
『太陽の末裔』では時にはシックな軍医官、時には茶目っ気あふれる後輩、時には近寄りがたい女性として活躍した。
その後、20年来の友人から恋人に発展するロマンスを描いた『サム、マイウェイ～恋の一発逆転!～』ではパク・ソジュンと共に時に現実的に、時に愛らしく演技し「本当のカップルではないのか？」という声があがるほど、お茶の間をピンク色に染めた。
何度も検証された「ケミストリー女王」キム・ジウォンの力は『涙の女王』でも続いた。
『涙の女王』でクイーンズグループの娘ホン・ヘイン役を演じたキム・ジウォンは、元彼であり、元夫であり、現夫になったキム・スヒョンとの複雑で微妙な関係性を柔軟に描き出し、完璧なケミストリーを完成させ、相手俳優キム・スヒョンと同時に第2の全盛期を迎えている。
このようにラブコメに必要不可欠な“ケミストリー女優”として次に浮上するのは誰なのか。期待が高まる。
（記事提供＝OSEN）
