アメリカの臨界前核実験 実施 被爆地・広島から落胆の声「どの国も平和に暮らせるように」

アメリカ政府が核爆発を伴わない臨界前核実験を実施したと発表したことを受け、被爆地・広島からは落胆の声が聞かれました。

米エネルギー省の核安全保障局によりますと、5月14日にネバタ州で核爆発を伴わない臨界前核実験を実施し成功したということです。

アメリカの臨界前核実験の実施は通算34回目で、バイデン政権下では3回目となりました。

広島市の平和公園で、前回の核実験からの日数を示す「時計」を見つめていた広島市の親子は…

父親
「世の中は戦争に近づいているのかと思うと怖いと思った」

「もう戦争をやめて、どの国も平和に暮らせるようにしたい」

広島市はアメリカの臨界前核実験実施を受け、バイデン大統領に宛ての抗議文を送る方針です。

© 株式会社中国放送