【庭球】第1セット完封も逆転負け、ベスト4で締めくくる/関東学生テニストーナメント 準決勝

5月11日より本選が行われている関東学生テニストーナメント。慶大で最後の1組である有本・菅谷ペアは準決勝に挑んだ。第1セットは完封で奪うも、第2セット以降は相手に流れを捕まれ逆転されたことで、ベスト4入賞で今大会を締めくくった。

2024年関東学生テニストーナメント 準決勝
5月17日(火)@有明テニスの森

♢試合結果♢

男子ダブルス	●有本響・菅谷優作(慶應)	1{6-0、4-6、	◯小泉煕毅・高悠亜(日大)

※最終セットは10ポイントタイブレーク制

第1セットは慶大が流れを掴んで攻撃する。試合開始最初のサーブからサービスエースに成功し、点数を稼ぐ菅谷優作(法3・慶應)・有本響(総3・慶應)ペアは勢いそのままに相手を圧倒する。相手のブロックボレーを連続で返すなどのファインプレーも見られ、第1セットはなんと6ー0と相手を完全に抑えて奪うことに成功する。

完封で決めた

第二セット開始時は菅谷がフォアハンドでのラリーを制し、第1セットの勢いを衰えさせず試合を運べそうなところだったが、相手に流れを変えられることとなる。3ゲームを連取され、第4ゲームでは菅谷有本がそれぞれサービスエースやリターンエースを放ち1ゲームを奪うも、そのまま相手に押し切られ、第2ゲームは4-6で落とす。

有本はボレーで得点を稼いだ

10ポイント制の最終セット、変わらず、サーブやリターンで点数を重ねるが、細かいミスや相手からの鋭いショットの前に流れを掴めず、4-10で最終セットも奪うことはできなかった。慶大の戦績は有本・菅谷ペアの男子ダブルスベスト4の記録で今大会を締めくくった。

菅谷はサービスエースで攻めた

♢選手インタビュー♢

ーー今試合の感想
菅谷:今日の相手は去年の同じ大会でも負けている相手で、かつ自分たちの同級生で今後リーグなどで当たる可能性のある相手なので、そういった意味でも思い対戦だと思いました。第1セットでは自分たちの理想の形でとれた中で、第二セットで相手が調子を上げてきましたが、最後まで攻めようというという意識の中でもミスがあったのでそこは課題として、夏までに修正してタイトルを取れたらと考えています。

有本:リベンジできなかったことが悔しいですが、少なくとも第1セットは自分たちの理想のプレーだったと思うので、課題はもちろんありますが、いい感覚は忘れずにまた夏を頑張りたいです。

ーー今大会良かった点
菅谷:有本がサーブを打つときのゲームが自分たちの課題でしたが、今大会ではキープ率が高かったと思いますし、そういう点では収穫もあり、成長できたと思います。

有本:自分はリターンゲームが良かったと思います。自分たちのサービスゲームが取れてもリターンでゲーム差を広げられることがあるので、今大会ではリターンで相手にプレッシャーを掛けれていたところは今大会総じて良かったと思います。

ーー早慶戦の意気込み
菅谷:普段の大会とは違う緊張感の伝統ある一戦ですので、後1ヶ月チーム全体でレベルアップできたらいいなと思います。

有本:自信を持ちつつ、まだまだ課題があるところを残り1ヶ月で潰して万全な状態で挑みたいと思います。

(取材:岡澤侑祐)

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